太宰治ゆかりの地をめぐる津軽の旅。
終点は浅虫温泉です。
青森から30分ほどで到着。
青い森鉄道「浅虫温泉」駅。
この温泉地でお母さんとお姉さんが湯治していたので、
太宰さんはそこに寝泊まりして高校の受験勉強をしていたそうです。
日曜には友人が遊びに来て、
海岸でピクニックをしたのだとか。
小説「津軽」で太宰さんは、浅虫温泉の旅館について
「田舎のくせになんか高慢な感じがしてイヤだった」
という趣旨のことを言い、
「いやでも、昔の話だし、最近は行ってないから、違うかも」
と必死のフォローをしています。
この浅虫温泉の海岸は、夕日の美しいスポットとしても有名。
浅虫のシンボル「湯の島」に沈んでゆく太陽。
この日も美しい夕日に出会えました。
7月初めのこの時期から、
ちょうど浅虫ダム付近で「ホタル鑑賞会」が行われるとのことで、
ピー子も行ってみました!
外灯のない細い道を、
月明かりを頼りに進むこと30分。
一匹、二匹と、数はそんなに多くないけれど、
闇を飛び交うホタルの姿が見られました。
ピー子、初ホタル。貴重な体験ができました。
さて、長く暑かった太宰治をめぐる津軽の旅。
太宰さんの人となりに触れる旅でもありました。
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小説「津軽」でわかる太宰さん人物評まとめ。
太宰さんは、
お酒が大好きで、シャイな恥ずかしがり屋で、
気障(きざ)な感じや成金趣味は嫌いで、
潔癖なロマンチストで、おしゃれで面白くて、
本当は人が大好き(特にたけさんや故郷の友人たち)
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未だに、本当に多くの人に愛されて、
ずっと地元の誇りである太宰さん。
今回の旅のお土産の
小説「津軽」単行本を模した、
林檎ファイバー入りクッキーは、
見た目より柔らかくて、繊細な風味で超絶美味。
うえだには、
未読の太宰さんの作品がまだまだ沢山あることを、
とても幸せだと感じています。
これから出会う一作品一作品、
これまでの何倍も楽しめそうです。
この旅の締めくくりは、
小説「津軽」の有名な締めの言葉に倣おうと思います。
さらば読者よ。“旅”あらばまた他日。
元気で行こう。絶望するな。
では、失敬。


