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「十二月八日」太宰治
今からちょうど84年前、昭和16年12月8日。
大日本帝国海軍による真珠湾攻撃により大東亜戦争(太平洋戦争)開戦。
“ある貧しい主婦が記したあの日の日記”という形で書かれた女性語り小説。
彼女は、開戦の報を聞いて胸を熱くし、よくぞやってくれたと喜びます。
この戦争の結果を知る私たちにとっては、
あまりに明るく能天気な内容ではありますが、
当時の日本人としては、当然の反応だったのでしょう。
日清戦争、日露戦争にも勝利した日本は当時、
間違いなく世界の中心で輝く神の国であったのだから。
開戦に胸高鳴らせながらも、
だらしない夫の愚痴を言い、
可愛い我が子を愛する普通の主婦の、
無邪気な愛国心が微笑ましくも切ない。
せめて、彼女の未来があまり悲惨になりませんようにと
祈らずにいられません。
ぜひ、ご覧ください。
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